四方山話 【IPC分類】
特許の先行技術文献を調査するに際しては、技術分野毎にコードが付与されているIPC分類(国際特許分類)が参照されます。このようなIPC分類は、特許公報(公開特許公報)を参照すれば左上に記載されており、このIPC分類を手がかりとして、関連する技術の公知文献を検索することができます(従来技術を検索したり、無効資料を探すときなど、良く利用されますね)。
また、IPC分類以外にも、さらに詳細な検索をするのであれば、異なる観点で検索可能なFタームやFI(日本独自のものです)などが参照されます。
ところで、FタームやFI、及びIPC分類コードは、出願後に、特許庁の担当者(どうも特許庁の外郭団体が業務を行なっているようです;たまに求人があります)によって付与されますが、発明の内容によっては、分類が不能といったケースがございます。
例えば、特開昭57-148599,148600(プロレス技に関する発明)では、分類不能と記載されていますし、特開昭59-89600(天気を青天にする方法)では、0000 0/00と記載されています。
ちなみに上記のプロレス技に関する発明は、ビジネスモデル特許が話題になり始めた頃にとりあげられたりして、知っている人は知っていると思います。
余談ですが、プロレスに関連して実用新案登録第3009589という権利(すでに失効)があります。これは、リングの周囲に有刺鉄線を張り巡らすものですが、国際特許分類はしっかりと付与されています(考案者は、あの有名なお方です)。
国際特許分類が「不能」とされている発明には様々なものがあります。
これについては、特許庁の電子情報図書館を開いて、公開特許公報フロントページ検索のIPCに「0000」と入力してみると、何件かヒットしますので、お暇なときに楽しんで見て下さい(お仕事中はダメっす)。



